【読書】サクリファイス
久しぶりに小説を読んだ。
トライアスロンのチームメイト絶賛の“サクリファイス”
ロードレースを舞台にサスペンスの要素も取り入れた小説。
ロードレースは個人競技の体裁だがれっきとした団体競技である。
サポート選手はチームのエースを勝たせる為に、そして少しでも力を温存させる為に走る。
エース選手はサポート選手を捨て駒にして勝利をもぎ取る。
エースの勝利は、一人のものではないのだ。
チーム全員の思いを背負うとかそんな生易しいものではない。
自分はトライアスロンを自分と向き合う為に挑戦している。
他人に勝つ為でもなく、相対評価に価値を見いだしてる訳ではない。
完走する事、トレーニングを積む事に意義があるのであって、ここまで勝利にこだわる姿勢に衝撃を受けた。
この小説、内容もテンポも良いし割とすぐに読める分量です。
ロードレースの知識がなくてもすんなり読めるはず。
早い人は数時間で読み切ってしまうかも。